裁判所

裁判を連想させる手口

「架空請求詐欺に注意を 上伊那で相次ぐ」長野県のローカルニュースで見つけました。
「有料サイトの利用料金が未払いです。連絡がない場合は訴訟になる」などと身に覚えがない請求を、「民事訴訟通告書」と称するハガキとともに一般家庭へ送り付ける手口が急増しているとか。「有料サイトの料金が未払い」には覚えがなくても、「有料サイトの利用」に覚えの人がある方はまぁゼロではないでしょうから、こんなハガキを送り付けられれば、ギョッとするのが普通でしょう。普通の人には裁判なんて特別で、縁遠いものです。「民事訴訟通告書」などという訳の分からんハガキを、見る人が見れば悪質なインチキ、悪戯だとすぐに分かりますが、「訴訟」という字が目に入れば心中穏やかでいられない人もいると思います。

放置プレー

とはいえ、こうした架空請求、最近は身近なトピックスとなりました。多くの人に耐性もできてきて、「有料サイトの利用料金が未払いです。〇月〇日までにお支払いいただかないと、法的手段に訴える場合があります」というメールが送られてきても、「メールを削除したり、無視したりしておけば問題なし」 こんな対応でやり過ごすのが当たり前になりました。99.9%問題ないでしょうね。

架空請求の本当の訴訟???

ところが、「放置していけばいい」を逆手に取った輩がおりました。架空の請求を、簡易裁判所に「少額訴訟」として実際に申し立ててしまったというのです。この訴訟、争う金額の上限(60万円以下)が低いため手続きをひたすら簡略化しています。一回の裁判で判決出ますので、呼び出し期日に出頭しないと欠席裁判。つまり黒白が付いてしまう。ここに「架空請求なんか、放っておきゃいいよ」の落とし穴があったという事件です。( → 富山県の裁判所のサイト) 
もちろん、足はついてしまいますからすぐつかまってしまいますが、一時にせよ「金を騙し取る」だけを目的としたならば、なんとも酷い悪知恵です。こういう輩は、金さえ手に入れば刹那的に散財してしまうでしょう。散在さえ叶えば、今すぐつかまらなければいいわけで、結局泣き寝入りです。
基本的には、架空請求は「無視」ですが、盲目的に「無視」するのも問題のようです。