相談者からすると、
尾行や張り込み調査を依頼すれば
対象者の全容がたちどころに明らかになる。
このようなイメージを持たれる傾向が高い。
調査会社に尾行を相談するのは初めて…
そういう方がほとんどです。
テレビドラマよろしく
必ず成果が出ると考えるのは無理もありません。
営業面からは、尾行のメリットを唱えて成約に…、
そう行きたいところ、あまた行動調査の難しさを経験すると
安易に「すぐ、やりましょう」という気になりません。
〇尾行調査は値が張ること
〇成果が出るとは限らないこと
この2つがその理由。
1日8時間、5日間も続ければ100万円近くかかり
どう行動するかは対象者の腹の内いかん。
相談者がイメージする行動パターンを取るとは限らない。
お話を伺っていると、
調査会社に相談するよりも先に
弁護士へ相談をした方が良い場合もある。
不貞だ離婚だ、「だから相手の行動をつかめ!」という前に、
どうすべきか?の道筋を弁護士に決めてもらう。
その方が金がかからずに済む、というケースは結構あります。
尾行張込みの相談を受け、
「まずは弁護士に相談することをお勧めします」
という回答を2件いたしました。
もちろん、こちらの商売は、あがったりなんですが、
「費用ばかり掛かって、こんなはずじゃなかった!」と
揉めるのが一番困ります。
納得いくまで行動調査を十分理解していただいてから
ご依頼をいただくようにしております。
商売としては、うまくないですが
大変デリケートで難しい調査なので
これくらい慎重でいいのかな?と思っています。
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