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パクリ屋に気付く

パクリ屋の特徴の一つに
「本店の頻繁な移転」
が挙げられます。

(手口①)
休眠会社を買う
 ※そこそこ資本金がある
 ※会社の設立が古い

(手口②)
・社名を変え、役員を総入替え
 ※昔の社名と休眠会社の役員を抹消
 ※パクリ屋の役員を登記

(手口③)
・短期間に本店移転を繰り返す
 ※役員総替えを隠ぺいする

①~③をおこなって
過去を隠蔽し
見てくれの良い会社設立謄本に仕立てる。

手口は使い古されています。
しかし、なくなることがない。

手口②を隠ぺいするため、手口③を実施する
つまり手口③の形跡があると
パクリ屋を疑われる。

以前は、
会社謄本を遡ってしか
方法がありませんでしたが、

国税庁のサイトを使えば
会社謄本を取らずとも
一発で本店移転の履歴が明らかに。

国民一人一人に番号が振られたように
会社一社一社にも番号が振られました。
法人番号ですね。

この番号を使って、
本店履歴を名寄せした法人番号公表サイト
8年前から無料公開しています。

別にパクリ屋を暴くための
サイト運営ではありませんが
調査会社にとっては、秀逸な仕組みを
構築してくれたなぁと。

こういうために税金が使われるなら
納税者として極めて満足です。

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