何年かに一度のペースでご依頼があります。
盗聴点検のときには、提携している会社がありまして、
そちらのスタッフと依頼者の会社・自宅へお邪魔します。
最近では盗聴ツールとしてスマホが台頭し
写真のようなコンセントタイプのバク(盗聴器)は
少なくなりつつあり、点検需要も少なくなりました。
スマホへダウンロードしたアプリが
盗聴器代わりになり
通話が知らないうちに漏れているというのが今時らしい。
さて、盗聴点検をすれば
「盗聴器は、必ず見つかるのか?」の問いには
「点検をしましたが、盗聴器はありませんでした」の結果がほとんど。
別の原因、たとえば、
「 内部スタッフが秘密を漏らしている」
という可能性がもっとも疑われる。
そもそも盗聴器は、設置するタイミングが非常に難しい。
工事業者になりすまし入室する…、という必要がある。
顔を見られるし、言うほど簡単な作業ではないですね。
よしんば設置したところで
いつもバグのそばで話をするわけではありません。
集音が不明瞭なケースはいくらでもあります。
というわけで、大抵は盗聴器の存在せず、
別の原因で秘密が漏れている
というのが弊社における盗聴点検のこれまで。
ただ、盗聴点検が意味がないわけではない。
秘密漏洩の可能性をつぶしていく
その作業の一つという位置づけでしょうか。
「盗聴バスターズ」の特集をTVで見たことがありますが、
空振りに終わった現場を見たことがありません。
きっと、多数の現場撮影をおこなって
数少ない発見シーンを選別して放映しているのでしょう。
きょうび、ヤラセ・仕込みは許されませんからね。
経験上、そうとしか思えません…。
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