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あぶないお客さま②

「あぶないお客さま」でキレた依頼人のことを書きました。

正確に言えばお客様ではなく
電話で問い合わせてきた方なのですが、
こういうタイプも対応に苦慮します。

「電話帳で見て掛けたんですが・・・」
「そちらさん、探偵事務所ですよね」
から始まって、

身の上話が延々続く。
なんらかのアドバイスを欲しているのかもしれませんが
話を伺っても、何を望んでいるのかが、よくわからない。

「ご事情はご事情として、何をお知りになりたいのでしょうか?」

こう切り返してみても、
こちらの問いには答えてくれず、再び身の上話を続ける。
話の要領は得ないし、15分も20分も聞いていられないので

「申し訳ないですが、よその探偵社に相談してみてください。」
「ご意向に沿った調査はできそうもありませんので。」
適当なところで、電話を切る。

しかし別の日、また同じ人から同じような電話。

さすがにもうお付き合いはできないので
「先日もお電話をいただきましたが、よそでお願いします。」
そう言って早々に電話を切る。

ところが、また数日後。

真夜中に携帯がなり、
通話モードにするとまたこの人。
いつもの調子で話しを始めたので、

「ちょっと、今何時だと思っているんですか?」
「えっ?」

「えっ?」って反応はないでしょ(苦笑)

「こんな非常識な時間のお電話は、お断りします。」
こういって電話を切る。そしてブロック。

「調査会社」「探偵社」ほとんど方には縁のない世界。
的はずれの相談もよくあることですし、
それは仕方のないことです。

人によっては、頭の中で考えがまとまっておらず、
なにから話したらよいかわからない。
こういうケースも多々あります。

ですから、まずきちんと相手の話を聞く。
この商売に一番求められることです。

しかし、探偵事務所だったら
身の上話を聞いてもらって、何かアドバイスもくれるだろう
そんなのは困ります。こちらも商売です。

世の中、なんか危うい人っているもんだな・・・。
そう思わされることが、
この商売を通じて、感じることが多々ございます。

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