8月17日付け産経新聞社説に
「増える特殊詐欺 ”壊滅へ警察は総力を挙げよ”」
との掲載がありました。
またいみじくも社会面には
「カンボジア拠点詐欺 逮捕」「佐賀県警 容疑の男2人を移送」
との記事も載りました。
昨今では、受け子に現金を渡す手口のみならず
「押し込み強盗」と化している事件も頻発しています。
「勁草」(著者:黒川博之)という小説がありまして、
オレオレ詐欺における名簿屋の裏稼業や、受け子の手配のさまが
実に精緻に描かれた作品です。
「濡れ手に粟」というか
「あぶく銭はこうやって稼げ!」といいますか
一読すれば、『なるほどなぁ…』と実感するばかりの内容です。
・・・といっても悪さを遂行するまでの仕込みは、
緻密であり、徹底的に体を動かして汗をかいています。
多分に冷や汗を含んでいるでしょうが。
さて、社説ではこの特殊詐欺、
認知件数が9,464件、被害総額が193億円だそう。
1件当たりの被害額約200万円。
しかしこの数字も氷山の一角かもしれません。
認知されていない件数が、相当数あるはずですから。
こういう下記の特徴をもった人物を調査してほしい・・・
たまに依頼があります。
〇若いのに分不相応な暮らしをしている
〇経歴が不透明
〇何を仕事にしているか、よくわからない
かっては「やから」のそこそこの地位にあり、
今は足を洗い遊んで暮らしている。
そんな噂をキャッチしました、と報告書をまとめたこともありました。
もちろん、だからといって
そういうタイプの全てが「やから」に従事していたと云うわけではありません。
しかし、結果があれば原因(プロセス)がある。
結果は明らかにできるけれども、そのプロセスは表には出せない。
これではビジネスパートナーの信頼は勝ちえない。
「この人を、この会社を調査会社に調べてほしい」
そう言われないよう、
結果と原因(プロセス)は明らかにすべきです。
しかし、そうなると弊社の仕事がなくなってしまうので
それはそれで悩ましい話ですが。。。
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