「会社の目的欄」をみると
パクリ屋にありがちな目的があります。
傾向ですね。
3社ご紹介しましょう。まずA社。
次はB社。
最後はC社。
いずれも詐欺事件に登場した会社謄本。
「日用品」「食料」「建築資材」が複数会社に見受けられる。
どれも「転売しやすい」品物です。
商品を騙し取っても、金に代えなきゃ話にならない。
必ずツーカーの買い取り業者が背後におります。「バッタ屋」ですね。
善意の第三者を装いますから、騙し取った経緯なんて知るはずがありません。。。
転売しやすい商品にターゲットを絞り、その取扱業者に接近。
数カ月にわたって、良質な取引先を演じきって信用させ、
大量の掛売を行わせてから、集金前にドロンです。
もちろん目的欄に「日用品の販売」があったから、
「この会社はパクリ屋だ!」ではりません。
パクリ屋の会社目的欄にこのような傾向がある、という話。
それにしても…
パクリ屋のくせして、
会社の目的欄には、表向きの商売をきちんと書くのだな。
おもしろいものですが、それにも理由がちゃんとあります。
法律に書いてあるのです。
「法人は目的の範囲内において、権利を有し、義務を負う」
相手方が騙されたと気づく迄は、順法を貫く必要がある。
というわけで、会社謄本の目的欄から
「悪臭」を感知することが
できないわけではありません。
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