17日の産経新聞の記事です。
「追徴された5850の宗教法人のうち
約2割の1218法人で、悪質な仮装・隠蔽を伴う
所得隠しがあったと判断していた」
とのこと。
なんといっても
『宗教法人は税法上「公益法人等」に分類され、
収益事業等以外は原則非課税とされています。』(google)
それゆえ
脱税のトンネルに使われやすいのは、ご承知の通り。
伊丹十三監督の「マルサの女2」では
宗教法人が脱税の隠れ蓑として描かれましたし、
渋谷の地上げで暗躍した人物が
地上げで得た利益を買い取った休眠宗教法人を経由し
脱税で逮捕・・・なる事件がありました。
ラブホテルを運営していた会社が
やはり宗教法人を傘下に収め
宿泊料をお布施と称し脱税していた報道もありました。
これらはあまりに極端な例で、宗教関係者ではありませんが
悪事をたくらむことに長けた輩にとっては
「宗教法人は原則非課税」というルールは垂涎モノでしょう。
今般の報道では、ざっくりいえば
小規模な宗教法人では収支計算書の作成が免除されており
それが所得隠しの温床になる、との指摘がありました。
私自身、宗教には何らの関心もないのですが
宗教関係の方、
とくに記事にある「約2割」のような方々は
キチンの申告して納税していただかないと。
「天に向むかって唾を吐はく」
と云いますが、
それこそそんな振る舞いをしたら
目を剥いて激怒する人たちだと思うのですがねぇ(苦笑)
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