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本の書き方

「項目立てを、たくさんしてください」

念願の出版へ大きく踏みだしたは良いのですが
それまで本は読むものであって、どう書いたら良いものか、ちんぷんかんぷん。
そこで編集の方にいわれたのが、冒頭のアドバイス。

求められているのはビジネス書、ノウハウ本です。
「50個とか100個くらいの項目を書き出してください」
編集者とのやり取りが始まりました。

もちろんゴーストライターに頼むなど、とんでもない。
「本を出しませんか?」の誘いに一度は快諾したものの、
執筆の作業が進まず、頓挫する例は案外あるらしい。

項目立てをしてから、同じジャンルに分けていき
そのジャンルごとに、文章を書いていく……

「今週はここまで書きます」
自分なりの締め切りを設定、出来上がったらメール送信。
そんな地味な作業が半年ほど続きます。

とはいっても、著者だけがシコシコ執筆しているわけではなく、
編集の方も、都度都度、アドバイスをしてくれます。
決して著者が孤独にさいなまれないような配慮をしてくれる。

編集サイドも商売です。
編集会議で決裁を得て、出版に踏み切るわけですから
スケジュールに沿って、本を発売しないといけません。

そして、原稿を投了すると、ゲラが刷り上がってきます。
ゲラをみて、「いよいよ、形になるかぁ…」と感激のひとつも沸き上がる。
しかし、誤字脱字、文章表現の最終チェック。
これが結構、時間がかかります。

本の帯・表紙のデザインなどを決めると、いよいよ発売日が決定。
そして、献本された本を見ると、感慨ひとしおです。
ノウハウ本の作者は、書いた分野の専門家・一人者ってことですから
名刺代わりでもあります。

うれしいのは、印税。
ゼロからスタートして、最終的に報酬という形で結実します。
割に合うかどうかはそれぞれですが、
自分の知識に対価を出してくれるのは、ありがたい気持ちで一杯。

あとは、本が売れることですが、
こちらは申し訳ない気持ちで、いっぱいです。。。

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