2007年、いまから16年も前ですが
初めて本を世に出す機会に恵まれました。そのきっかけは「ブログ」です。
振り返ってみると2005年~2006年にかけて、ずいぶんと一生懸命取り組んでいました。
「ブログは、だれでもタダで意見を発信できる。」
こう知りまして、驚きと興奮で気持ちが逸りました。
当時、「本を出したい」と強く願っていましたので
ブログが出版社・編集者の目に触れるよう、ランキングを上げていこう。
そう決意してから、ネタをこしらえては何かしらの記事を毎日アップ。
だんだんと閲覧数が増え、コメントをいただくようになり
ビジネス部門のランキングも3万数千サイト中、ヒト桁に。
と、ここまでは良かったのですが、
とにかく大変です。
毎日何時間も手間を取られ、年がら年中、何を書こうかと頭を悩ます。
ブログで意見を発信できると知ったときに受けた衝撃も、
逆にブログに追われるようになって、心底疲れてきました。
結局、半年くらいでギブアップ。更新をやめてました。
ところが面白いもので
「もうブログ止めます」と宣言した途端、出版社から
「ブログの内容をまとめて、本を出しませんか?」
と連絡があり、念願かなってびっくりするやら、うれしいやら。
さて、巡り巡って2023年の今日。
いまや主役の座は「ユーチューバー」です。文字より動画。
16年前はスマホもなければ、youtubeもなかった。
しかし、ユーチューバーのご苦労は、想像に難くありません。
ネタ、台本、撮影、編集はもちろん、SNSにうまく乗っかれるか…などなど
文字を編集・更新していればよかった頃に比べたら、
恐ろしいほど過酷だと思います。
人気ユーチューバーが高額の収入を得ている、といった側面が取り上げられますが
本当に心身ともすり減る日々を送っているんだろうなぁ…とつくづく思います。
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