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金融のFAX営業

このFAXを受け取ったほとんどの方が、
「あやしい…」
「胡散臭い…」
瞬時に感じるでしょう。

では具体的に、どこが胡散臭いと感じさせるか?
深堀していきましょう。

FAXの2/3を写真に撮りました。
申込フォームと会社名・電話とFAX番号の記載が、未撮影の1/3。

一つ目。
融資となれば、貸金業です。
貸金業者は、都道府県知事(または財務局)に届け出なければなりません。
そして登録番号をもらいます。番号がモグリではない証。
会社名とともに登録番号を付けるのが、普通というか、当たり前です。

まず登録番号がない。

もちろん
「初回融資限度額 5、000、000万円」
500億とは凄い・・・。

・単位が「万円」…
・コンマを「,」ではく「、」としているのは
いかにも素人臭い…という突っ込みは止めにして。

ファクタリングは届出業種ではありませんし
広告文自体に、おかしな箇所もないため
この部分はスルーです。

二つ目。
登記情報提供サービスで、この会社の会社謄本を取ろうとしました。
該当情報がありません。

該当する社名は都内に20近くありました。
しかし、同一住所はありません。

単なるの物販ならまだしも
企業の根幹、「ヒト・カネ・モノ」のカネの部分。
他人の根幹にかかわるなら、自らの素性がすぐに明らかにできるよう
備えておくべき、というのは言い過ぎではないはず。

という2点から、
瞬時に「胡散臭い」と判断する感情を、
具体的に言語化してみました。

さて…

金融に限らず、居酒屋・事務機器などの広告が送信されてきます。
全部、用事はないですが、配信停止の依頼は滅多にいたしません。

じつは、以前FAX営業をしたことがありまして、
反応率は非常に良く、効率的な営業ツールでした。
しかし非反応率から考えれば、大半の送信先が、
「こんなもの送りつけてくんじゃねぇ」と感じていたわけで…

その時の反省を込めて
じっと、FAXはうけとるようにしております。
やってきたことと矛盾があってはいけませんので。

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