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衝撃の告白

WOWWOWドラマ「フィクサー」。
4月に続いたシーズン2、いやいや、面白かった。

主演の新聞記者町田啓太が母親の斉藤由貴から
フィクサーの唐沢寿明が父親だと告げられ、
衝撃を受けたところで次シーズンへ続く。

ん-、シーズン3が楽しみです。

さて、調査の仕事をしていると
フィクサーの衝撃告白シーンほどではないですが
驚きで言葉を失うことがあります。

とある中年女性からのご依頼。

高齢になった母親が
「〇〇さんはどうしているかしら…」
初恋の人を最近しきりと懐かしむように。

「わかる範囲でその方の消息を知ることができれば…」

普通でしたらお断りする調査ですが
キチンとした方からのご紹介でしたので
「とりあえず、やるだけやってみます」とお答えし、調査を開始。

不動産謄本、古い紳士録・同窓会名簿などなど
徹底的に洗い、足取りを追いかけ
近しい方までは分かったものの、ご本人の消息までには至らず。

事情をお話しし、調査の全容を説明。
内容にご納得いただいたところで
くだんの依頼者から衝撃の一言。

「調べてほしい男性って、じつは私の実父なんです…」
「はっ……」
「色々あって母は私を産み、でも継父には大切に育ててもらいました」

二の句が継げないとはこういうことでしょうか。
ポツリポツリとお話しいただく身の上にも
「はぁ…」というぐらいしか返せず。

フィクサーの最後を見て
なんとなくそんなことを思い出しました。

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