会社謄本の見方がよくわからなくても、
中小/零細企業で「変更登記がやたら目立つ」場合は
要注意のシグナルです。
その代表例として、代表取締役の変更が頻繁な会社です。
中小/零細企業の場合、
「代表取締役=オーナー(株主)」と考えてよいでしょう。
逆に「雇われ社長」というケースは少ないのではないでしょうか?
会社のオーナー(株主)なら、
事業破綻しない限り、あるいは世代交代しない限り
変わることはまずないでしょう。
ところが詐欺会社の場合、代表取締役はどうでもいい人……
といったら語弊はありますが、
トカゲのしっぽ切り的存在という場合があります。
上の役員欄をご覧ください。中小企業であるにもかかわらず、
甲→乙→丙、この短期間での交代劇。
よっぱどの事情が発生したのか…、はたまた
インチキを企てるため、架空登記を行っているのか…。
いずれにしても、取引をしよう会社謄本を取ったら
こんな登記が出てきた…そういう時は、ズバッと
「どういう訳ですか?御社は。」
こう聞くことです。聞いて、相手がどう反応するか?
しどろもどろか?
言い訳に終始するか?
「お宅には関係ないだろ!」逆切れか?
その反応で、その会社の本質を見極めることが大切です。
この記事へのコメントはありません。