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【ニセ電話詐欺、家出少年ら手先に 佐賀県警、2017年7人摘発】

参考になるサイト
警察庁のHPでニセ電話の現場に触れてみる → こちら

なぜニセ電は根絶できないのか

佐賀新聞からの引用。毎日のようにニセ電話詐欺のニュースを目にします。「ニセ電話に気をつけろ」、と連日のように注意喚起報道があるのにもかかわらず、被害がなくならないのでしょうか?ニセ電話を仕掛けるほうも『周到な準備』を整えているからにほかなりません。ただ「かかってきた電話に気をつけろ」と注意喚起するだけでは、意味がないとはいいませんが、防止の効果は高くないような気がします。「ニセ電話」を本当に防止するためには、ニセ電話がかかってくる1~2か月前の出来事に、十分注意を払わないといけないかもしれません。前回、オレオレ詐欺を題材にした「頸草」という小説に、興味深いくだりがあります。

入念な下調べを行っている

曰く「オレオレ詐欺電話」をかける前には、すでに個人情報の下調べを完了させているということです。ただやみくもに電話をかけているということではないよう。あるときは介護施設の紹介を装い、あるときは証券会社のNISA口座開設を装いして高齢者の自宅を訪問し、親族の勤務先・携帯電話を聞き出しておく。そして電話をかける。事前リサーチの際には人定を終えていますから、いかにも尤もらしい状況設定を作り出せる。電話を受けた高齢者は、親族しかしらない情報を電話口で言われれば、疑う余裕を失くしてしまうのも、うなずけるところです。
いずれにしても相当な手間と暇をかけているのは間違いないなく、私たちが新聞やテレビを見て、「なんでそんな手口に引っ掛かってしまうのだろう・・・」と思うほど、単純ではないのでしょう。。

ビジネスマンはここから何を学ぶべきか?

こうした詐欺集団は頻繁に引っ越しを繰り返します。警察では、過去こうした事件の舞台になった電話番号・住所をHPで公開しています(→ 警察庁HP)。オレオレ詐欺をするにも、電話などの事務機器が必要ですからこうした先に関わって、損失を被らないことが肝心。また生々しい音声ファイルも公開されています。こうしたツールに触れながら、決して他人事ではなく危機意識を高めてみる必要があるではないでしょうか?

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